ふるさと石川の歴史
長く加賀・能登の二国に分かれて歴史を刻んできた石川県。山と海との対照的な生活を展開してきたこの地には、百万石の誇りと日本海文化の魅力があふれている。原始時代から現代までの石川県の変遷をコンパクトにまとめた本書は、ふるさとの歴史を知るための手引書と言える。
原始・古代、中世、近世、近現代の四つの時代に分けて掲載。かつて、金沢と高句麗(こうくり)とをつなぐ伝統的な航路があり、国際交流が持たれたことや、16世紀には七尾城の麓に城下町が出現しにぎわいを見せたこと、加賀藩前田家が3代で120万石を有する大大名(だいだいみょう)となった経緯など、幅広い内容を盛り込んだ。
写真や図版をふんだんにカラーで紹介し、キーワードとなる人物や出来事をピックアップして説明している。眺めるだけでも概略がつかめ、郷土への理解を深めるにはもってこいの一冊だ。
1993年刊の石川県史ベストセラー「加賀・能登 歴史と文化」の増補・改訂版。
石川県教育委員会 編
四六判、164ページ
ISBN978-4-8330-1981-1
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